Go by local-train

掘り下げても掘り下げても終わりのない乗り物趣味の探求記

5年前の夏休み(1)

あー。寒い。

この記事を書いているのは3/29ですが、

この春真っただ中という日に

が降っていると。

なんだか日本もおかしくなっているというか、

いろいろと起こりすぎているような気がします。

ということであったかい夏のころに行った

旅行の話題について書こうかなと思います。

あ、ちなみに使用している写真は

当時まだクソガキ小学生だった

私の撮影技術(もちろんひどい)

によるものなので、多少見にくかったり

しますが、当時の私を許してやってください。

 

あれから5年

今回取り上げるのは5年前。

当時私は小学生でしたが、

あの夏はいつもの夏休みとは違い、

ヘタしたら今現在の列車よりも

これは乗っておきたい

と思っていた列車がありました。

それが今は亡き

急行 はまなす

東急とかとかでは

よく見る種別ですが、

JRとなると話は別。

私鉄と違って乗るのに別料金がかかります。

しかも現代はおろか5年前でも

JRで存続していた毎日走る急行は

このはまなすだけ。

この翌年に北海道新幹線が開業するのに

伴って廃止されることが決まっていたので、

いつもは札幌に帰省したら道外には

出てませんでしたが、

この時ばかりは祖父に頼み込んで

乗せてもらいました。

 

どんだけ寝台車好きなんだこのガキは

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初手ブレブレ

さてさて、札幌駅まで路面電車で向かいまして、

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予行演習。

しばし撮影練習。(ブレてるけどな。)

入線を待ちます。

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首都圏では見ることも少ない乗車位置の札。

いずれ無くなるであろうモノたちも記録。

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鉄道趣味の原点ともいえる列車。 今はないので原点回帰なんてできません。

そして駅の表示。

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重要なところがブレている。

22:00キッカリに出発する青森行き。

全行程約8時間ほどの旅。

そして列車が入線。

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ヘッドマークにははまなすの花が。

後ろに連なる客車に合わせた

青い機関車を先頭に入線。

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青函トンネルをくぐる列車です。

末期だったというのに方向幕も

色褪せておらずきれいでした。

(この時点で40年選手。)

そして私が一晩お世話になった車両。

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車両形式の「ネ」が重要。

形式に「オハネフ」とありますが、

この中の「ネ」が特に重要なのです。

これが表しているのは「寝台車」であること。

寝台と書いているからには本当に

車内に寝台があります。

 

車内に入りたいところだが

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入り口にもB寝台の文字。 ん?何かがおかしい。

車内に入る前に何かがおかしいことに

お気づきではないでしょうか。

そう、ここ。

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この日は11両編成だったんですが??

大きな21の文字。

21両つないでいるのかというと

そうではありません。

左上に「増」の文字。

そう、この車両、

いつも連結されているわけではないのです。

この日は夏休みだったので臨時に

車両が増やされていたのです。

でもそれなら普通に前から番号を

振ればいいのですが、

この列車、一癖ありまして。

夜行列車なのに全部の車両が

寝台車ではないのです。

簡単に言うと、

普通の新幹線のような椅子がついた車両も

一緒にくっついているということ。

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暇なので作れてしまった。

図で説明すると、

いつもはこの列車には寝台車は

2つしかついていませんが、

この日は3つに増強していたので、

いつもは前から1号車、2号車が

寝台車になりますが、

増やしたときに3号車まで寝台に

振ってしまうといつもは3号車が振られている

座席車を利用している客が混乱してしまう

ので、増やした寝台車をいつもの

寝台車に挟んだことにして、

わざと番号を飛ばしているのです。

はじめて見た人は絶対混乱すると思いますが…

 

そして車内へ

さあ私の寝台へ。

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落ちそう

列車の中に二段ベッドが備わっています。

一つの区画はこんな感じ。

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4人で1区画

画質がやばいですね。

上段へははしごを使って登ります。

金属むき出しだったのでめちゃくちゃ痛かった。

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下段はプライベート感がある。

下段はこんな感じ。

こっちのほうがいつも人気だった。

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上段からの眺め。

この時は上段しか空いていなかったので、

上段を利用。

すると寝台にはこんなものが。

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カーテンを閉めているときにはありがたい寝台灯。

明るさの調節ができるライトが個別にあります。

一人の世界に浸れますね。

ちなみに仕切りは寝台全体が隠せる

カーテン1枚ですが、

大体相席になった人とは話が弾むのが

寝台列車のいいところなので、

貴重品さえ持っておけば気になりませんでした。

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近くに荷物棚があるのは上段の特権

 

出発したら…

札幌を出発してからはしばし車内を探検。

小学生は元気でした。

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おお!機関車が目の前に。

見たらわかると思いますがめっちゃ揺れてます。

客車には運転席がないので前を見る場所が

あってよく景色や機関車を眺めたものです。

人がいないときはいつも貸し切りでした。

とかやってたら眠くなってきたのか

午前3時まで写真のデータがありませんでした。

その午前3時はというと…?

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わかんないと思うけど函館駅

北海道の南の端、函館にいました。

そこでは機関車の付け替えをしていたので、

ちょっと撮影。

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こんなロゴがあったとは。

といっても撮ってたのはこれだけ。

函館を出てました。

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当時にしてはなかなかうまい撮り方。

指入ってんじゃん。 ブレてんじゃん。

そんなに眠かったのか…

でもいい画だなと思います。

今はもうできませんから。

 

さて、もうそろそろ2000文字

を超えそうなので、今回はこの辺で。

青森についてからの様子はまた今度。

最後まで読んでいただきありがとうございました。