Go by local-train

掘り下げても掘り下げても終わりのない乗り物趣味の探求記

放課後群馬(後編)

donkou-biyori.hatenablog.com

 

↑前編はこちら。

ようやっと出発

前編に続き、今回はいよいよ出発。

さて、乗車するのは

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往路の「ELYOGISHA よこかわ」号 行先表示

「EL・SL YOGISHAよこかわ」号です。

いつも群馬のSLは日中に走るのですが、

列車名の「YOGISHA(夜汽車)」が意味する通り、

そう、夜を走るのです。

このYOGISHAシリーズは、

ワンシーズンに一度か二度しか運転されない

非常に珍しい列車です。

ただ夜に走っているだけじゃないか。

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、

前編でも記した通り、SLを使用した

夜に走っている列車というのは

昔は長距離を移動する人々にとっては

ポピュラーな存在だったのです。

なので懐かしいと思う人もおり、

それゆえ現在も珍しいものの

さらに珍しいものとして

ときたま運転されています。

またレトロ感を演出するため、我々が乗る客車も

 

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国鉄12系客車

これまた現代では見ないような外観。

車内も…

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筆者大好き国鉄ボックスシート(過去に撮影したもの)

都会の電車とは違ってふっかふかな

4人掛けのボックスシート

いろいろなところから旅を盛り上げてくれます。

実を言うと、この列車への乗り換え時間が

かなり少なく、撮影できたのはSL本体の写真と

行先表示だけでした。(学校がギリギリだった!)

バタバタしましたが、

列車は無事に出発。

往路は車内の雰囲気を中心にぼーっと楽しみました。

そして列車は折り返し地点の横川駅に到着。

雰囲気最高!横川駅

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到着。横川駅

そうこうしている間に到着し、

冬の夜の空気(わかりますかこれ)

満点のホームに降り立ち、先頭についている

EL(電気機関車)を撮影。

ELという呼び名は、SLの要領で

SL(Steam Locomotive)

EL(Electric Locomotive)

と呼ばれます。

 

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ELの一種、EF64

ELも間近に見ることは普段めったにできませんし、

特にこのEF64のような古いタイプになると

走っているところもめったに見られませんから、 

写真撮影も何倍も楽しいわけです。

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1980年製。 40歳。

一通りELの撮影が終わったところで今度は編成全体を。

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後ろの方でSLがモクモク。 夜だからこその風景。

そして復路で先頭になるSLサイドへ。

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反対側のホームの端から。 正面を入れたかったところ。

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SLから後方に向けて。 蒸気がいい味を出してくれている。

そうこうしているうちに行先表示も変わり、

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復路はSLが牽く。

列車は横川駅を出発。

時刻はもうご飯時だったので、

横川駅おなじみのあの駅弁を購入しました。

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横川駅といえばこれ。

そう。

峠の釜めしです。

筆者はこの駅弁に出会って早三年。

どっぷりはまって

行くたびに買っているので

部屋中釜まみれです。

そして中身。

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開けるたびにやってくる幸せ。

具の一つ一つにしっかり個性があり

炊き込みご飯も何度食べても飽きない、

まさに至高の一品です。

片道あたり一時間の乗車時間も

味わっているうちにあっという間に過ぎ…

ついに、到着。

これから帰路につき、完結するのがスジですが

この旅、まだ終わりません 。

さあ、これからどのような展開を見せるのか?

書きあがるまでゆっくりとお待ちください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。