放課後群馬(後編)
↑前編はこちら。
ようやっと出発
前編に続き、今回はいよいよ出発。
さて、乗車するのは
「EL・SL YOGISHAよこかわ」号です。
いつも群馬のSLは日中に走るのですが、
列車名の「YOGISHA(夜汽車)」が意味する通り、
そう、夜を走るのです。
このYOGISHAシリーズは、
ワンシーズンに一度か二度しか運転されない
非常に珍しい列車です。
ただ夜に走っているだけじゃないか。
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
前編でも記した通り、SLを使用した
夜に走っている列車というのは
昔は長距離を移動する人々にとっては
ポピュラーな存在だったのです。
なので懐かしいと思う人もおり、
それゆえ現在も珍しいものの
さらに珍しいものとして
ときたま運転されています。
またレトロ感を演出するため、我々が乗る客車も
これまた現代では見ないような外観。
車内も…
都会の電車とは違ってふっかふかな
4人掛けのボックスシート。
いろいろなところから旅を盛り上げてくれます。
実を言うと、この列車への乗り換え時間が
かなり少なく、撮影できたのはSL本体の写真と
行先表示だけでした。(学校がギリギリだった!)
バタバタしましたが、
列車は無事に出発。
往路は車内の雰囲気を中心にぼーっと楽しみました。
そして列車は折り返し地点の横川駅に到着。
雰囲気最高!横川駅
そうこうしている間に到着し、
冬の夜の空気(わかりますかこれ)
満点のホームに降り立ち、先頭についている
EL(電気機関車)を撮影。
ELという呼び名は、SLの要領で
SL(Steam Locomotive)
EL(Electric Locomotive)
と呼ばれます。
ELも間近に見ることは普段めったにできませんし、
特にこのEF64のような古いタイプになると
走っているところもめったに見られませんから、
写真撮影も何倍も楽しいわけです。
一通りELの撮影が終わったところで今度は編成全体を。
そして復路で先頭になるSLサイドへ。
そうこうしているうちに行先表示も変わり、
列車は横川駅を出発。
時刻はもうご飯時だったので、
横川駅おなじみのあの駅弁を購入しました。
そう。
峠の釜めしです。
筆者はこの駅弁に出会って早三年。
どっぷりはまって
行くたびに買っているので
部屋中釜まみれです。
そして中身。
具の一つ一つにしっかり個性があり
炊き込みご飯も何度食べても飽きない、
まさに至高の一品です。
片道あたり一時間の乗車時間も
味わっているうちにあっという間に過ぎ…
ついに、到着。
これから帰路につき、完結するのがスジですが
この旅、まだ終わりません 。
さあ、これからどのような展開を見せるのか?
書きあがるまでゆっくりとお待ちください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。